生酒好きになったきっかけは金壺だった

壺坂酒造の「しぼりたて金壺」
こちらのお酒は名前の通り、しぼりたての生酒となっています。
四段仕込みと呼ばれる製法で生み出された、コクととろみが特徴で、当酒造の売り上げの30%を占める人気商品です。
生酒は新鮮な香り、爽やかな味わいを楽しめますよね。
しかし、生酒はフレッシュな香りや味わいだけではなく、なんと様々な研究で健康にも良いことが証明されているのです。

●生酒とは?
生酒とはそもそもがなんなのでしょうか?
日本酒は米、麹、水を元にアルコール発酵が起こることで造られます。そして、出荷されるまでは2回の「火入れ」と呼ばれる加熱処理が通常は行われるのです。
一番美味しいタイミングで醪(もろみ)を絞っても、日本酒の中には酵素は残っていますので、瓶に詰めたあとでも味がどんどん変化してしまいます。
出荷後の味の変化を抑えて、品質を安定させるために火入れで酵素の働きを止めるというわけです。
しかし、生酒は火入れを行わず、しぼった後にそのままの状態で出荷します。
もちろん酵素が生きているために味や香りは変化しやすいですが、もぎたての果物のような、新鮮な風味を堪能できるのが生酒の特徴です。

●日本酒は健康にもよい?
アルコールは、一般的には身体によくないイメージが強いですよね。しかし、「日本酒は健康に良いのではないか?」ということが、様々な研究によって明らかにされています。
日本酒は「命の源」とも言われているアミノ酸がバランスよく含まれているのです。

・必須アミノ酸(リジン、トリプトファン、ロイシン、イソロイシン)
・運動時のエネルギー源となるアラニン
・内分泌、循環器系機能の調整、成長ホルモンの分泌を刺激するアルギニン
・免疫機能の維持、消化管の保持をするグルタミン酸

●日本酒にはガンの抑制機能がある?
滝澤行雄さん(秋田大学名誉教授)の研究により、日本酒の中に、ガンの増殖を抑制する成分が含まれていることが分かりました。
64倍に薄めた生酒を、ヒトのガン細胞(膀胱ガン、前立腺ガン、子宮ガン)に加えて24時間培養すると、なんと90%以上のガン細胞が死滅したという結果が出たのです。
もちろん「日本酒を飲めばガンにはならない」というわけではありません。しかし、この実験で使われたのが生酒であるのは注目したいポイントですよね。
その他では、日本酒の消費量が日本一である新潟県では、「肝および肝内胆管ガン」に罹患している人が全国でもっとも少ないというデータもあります。

●日本酒には美容効果も?
日本酒に含まれている「こうじ酵素」には美肌、老化予防といった美容効果もあると言われています。
こうじ酵素には抗酸化作用のあるビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
また、日本酒自体にも身体の元となるアミノ酸がバランスよく含まれているので、お肌の再生にもとても効果的なのです。

先日、日本酒好きの友人からこういうお話を聞いたことがあります。
生酒を飲んだ翌日はお肌がツルツルふっくらして調子がいい。その友人が酒蔵をお持ちの方と会った際 『日本酒お好きですよね?いい日本酒を飲む方はお肌が綺麗なんですよ。』と言われたとのこと。。。
もちろん、個人の感想ではありますし、こうじ酵素の働きはまだ解明されていない部分もたくさんあります。
しかし、日本酒(生酒)には、健康、美容の効果を期待できるというデータはたくさんあるのですね。

●適量を守って生酒を飲みましょう!
日本酒の適量は1日あたり1〜2合と言われています。
生酒がいくら健康、美容に良いと言っても、やはり飲み過ぎでは身体に悪影響となります。
しっかり適量を守って飲むように気をつけましょう。